うすだ内科クリニック頭痛・めまい・しびれの専門医による診療

京王線・井の頭線「明大前駅」から徒歩3分
WEB予約はこちら

うすだ内科クリニック頭痛・めまい・しびれの専門医による診療

求人
募集
MENU

生活習慣病

Lifestyle diseases

スムーズにご案内インフルエンザ予防接種

生活習慣病とは?

生活習慣病とは?

生活習慣病とは、日々の食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの不規則な生活習慣が原因となって発症する病気です。これらの病気は、初期段階では自覚症状が少なく、気づかないうちに進行してしまうことがあります。早期の発見と生活習慣の見直しが重要です。

生活習慣病の予防は早期の気づきが大切です。

生活習慣病は、初期の段階で適切な治療と生活改善を行うことで予防や改善が可能です。
定期的な健康診断を受け、早期発見・早期対応を心がけましょう。

生活習慣病の主な病気

肥満とは

肥満とは、体に脂肪が過剰に蓄積し、健康に悪影響を及ぼす状態を指します。
肥満は生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)のリスクを高めるため、早めの対策が大切です。

原因

  • 食生活の乱れ:高カロリー、脂肪・糖分の過剰摂取
  • 運動不足:消費カロリーが少ない生活
  • 遺伝や代謝の影響
  • ホルモン異常や薬の影響(一部の場合)

健康への影響

  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症
  • 心筋梗塞、脳卒中などの心血管疾患
  • 関節や腰への負担
  • 睡眠時無呼吸症候群

治療と予防

  • 生活習慣の改善:バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠
  • 行動療法:食習慣や運動習慣の見直し
  • 薬物療法・手術療法:生活習慣改善だけで効果が不十分な場合に検討
高血圧症とは

高血圧症は、血圧が持続的に高い状態が続く病気です。
症状がないことが多いため「サイレントキラー」とも呼ばれ、放置すると心臓病や脳卒中、腎臓病などのリスクが高まります。

高血圧の原因

  • 生活習慣:塩分の取りすぎ、運動不足、肥満、飲酒、喫煙
  • 加齢:年齢とともに血管が硬くなりやすくなる
  • 遺伝:家族歴がある場合、発症リスクが高まる
  • 二次性高血圧:腎臓やホルモンの病気が原因になる場合

健康への影響

  • 心臓:心肥大、心不全、狭心症、心筋梗塞
  • 脳:脳卒中、認知症のリスク増加
  • 腎臓:腎機能の低下
  • 目:網膜症による視力障害

治療と予防

  • 生活習慣の改善:減塩、適度な運動、禁煙、節酒、適正体重の維持
  • 薬物療法:生活習慣改善だけでは血圧が下がらない場合に使用
  • 定期的な血圧測定:自宅での測定も推奨
脂質異常症とは

脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪のバランスが崩れた状態を指します。
この状態が続くと、動脈硬化が進み、心臓病や脳卒中のリスクが高まります。

血液中の脂質の種類

  • LDLコレステロール(悪玉コレステロール):血管にたまりやすく、動脈硬化の原因となります。
  • HDLコレステロール(善玉コレステロール):血管から余分なコレステロールを運び出す働きがあります。
  • 中性脂肪(トリグリセリド):過剰になると血管に負担をかけます。

原因

  • 食生活の偏り(脂質・糖分の過剰摂取)
  • 運動不足や肥満
  • 遺伝的要因
  • 他の病気や薬の影響

健康への影響

  • 心筋梗塞や狭心症
  • 脳梗塞や一過性脳虚血発作
  • 動脈硬化による血管障害

治療と予防

  • 生活習慣の改善:食事(減塩・低脂肪・野菜中心)、適度な運動、禁煙、節酒
  • 薬物療法:生活習慣改善だけで効果が不十分な場合、コレステロールや中性脂肪を下げる薬を使用
  • 定期検査:血液検査で脂質の状態を確認し、治療効果を評価
糖尿病とは

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が高い状態が続く病気です。
インスリンというホルモンの働きが不足することで起こり、放置すると全身の血管や臓器に障害を引き起こす可能性があります。

糖尿病の種類

  • 1型糖尿病:自己免疫によりインスリンがほとんど作られなくなるタイプ。
  • 2型糖尿病:生活習慣や遺伝が関与し、インスリンの働きが悪くなるタイプ。
  • 妊娠糖尿病:妊娠中に血糖が高くなる状態。

健康への影響

  • 血管障害:心筋梗塞、脳卒中、腎臓病、網膜症
  • 神経障害:手足のしびれや感覚異常
  • 感染症にかかりやすくなる

診断

  • 血糖値測定(空腹時血糖・随時血糖)
  • HbA1c(過去2〜3か月の平均血糖を反映)
  • 必要に応じて経口ブドウ糖負荷試験

治療と予防

  • 食事療法:バランスの良い食事、カロリー管理
  • 運動療法:有酸素運動や筋トレで血糖をコントロール
  • 薬物療法:経口薬やインスリン注射など
  • 定期検査:血糖値・HbA1cのチェック、合併症の早期発見
心筋梗塞

心筋梗塞は、心臓の血管が詰まり、心筋に十分な酸素が届かなくなる病気です。高血圧脂質異常症糖尿病などが原因となり、突然発症することもあります。早期の診断と治療が重要です。

予防と対策:

  • 定期的な健康診断
  • 食事の改善(コレステロール管理)
  • 禁煙と適度な運動
肝硬変

肝硬変は、肝臓が繰り返し炎症を起こし、正常な肝細胞が壊れて硬くなる病気です。過度の飲酒脂肪肝が原因となり、最終的には肝不全を引き起こすことがあります。

予防と対策:

  • 適度な飲酒
  • 健康的な食事
  • 定期的な肝機能検査
脂肪肝

脂肪肝は、肝臓に脂肪が蓄積する状態です。これが進行すると、肝硬変や肝臓がんを引き起こす可能性があります。肥満過度の飲酒が主な原因です。

予防と対策:

  • 健康的な食事(低脂肪・低糖質)
  • 定期的な運動
  • 飲酒の節制
慢性気管支炎

慢性気管支炎は、気管支に炎症が慢性的に続く病気です。喫煙が最大の原因であり、長期間の喫煙習慣が影響を及ぼします。咳や痰が長期間続くことが特徴で、重症化するとCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に進行することがあります。

予防と対策:

  • 禁煙(禁煙外来
  • 空気の清浄を保つ
  • 定期的な呼吸器の健康チェック

年齢ごとに気を付けるべきことや起こりやすい病気

20代〜30代(若年層)

20代〜30代(若年層)

気をつけること
  • 食生活のバランス:若いときは食事を無頓着にしがちですが、脂肪分や糖分の摂取が多いと、将来的に肥満や糖尿病のリスクが高まります。
  • 運動習慣の定着:運動不足は肥満を引き起こし、糖尿病や高血圧のリスクが増えます。
  • 睡眠:質の良い睡眠を取らないと、ホルモンバランスや免疫力に影響し、生活習慣病のリスクを高めます。
起こりうる病気
  • 肥満:食事と運動が不規則であると、肥満が進行しやすい。
  • 脂質異常症:脂肪の摂り過ぎ、運動不足が主因。
  • 過剰なストレス:若い時期は仕事や人間関係でストレスが溜まりやすく、高血圧や心臓病のリスクを高める可能性があります。
40代〜50代(中年層)

40代〜50代(中年層)

気をつけること
  • 体重管理:この年代では新陳代謝が落ち、体重増加が進みやすい。肥満が進行する前に、食事管理と運動習慣の見直しを。
  • 定期的な健康診断:高血圧や脂質異常症、糖尿病のリスクが高くなるため、早期発見のための健康診断が必要。
  • 禁煙:喫煙習慣が続くと、心筋梗塞や肺疾患のリスクが高まります。
起こりうる病気
  • 高血圧症:生活習慣の乱れやストレスが影響。
  • 糖尿病(2型):この年代で発症しやすく、特に家族歴や肥満がリスクを高めます。
  • 脂質異常症:高コレステロールや中性脂肪の異常が発症しやすく、動脈硬化の原因になります。
60代前半(60〜64歳)

60代前半(60〜64歳)

気をつけること
  • 定期的な健康診断の受診:高血圧、糖尿病、脂質異常症、肝機能など、生活習慣病が進行している場合があるため、早期発見が大切です。
  • 運動習慣の継続:若干の体力低下が見られますが、ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなど、身体を動かす習慣を維持しましょう。
  • 食事の見直し:高血圧や糖尿病の予防には、減塩や低脂肪食が重要。加工食品や外食に頼らず、手作りの食事を心掛けることが予防になります。
起こりうる病気
  • 高血圧:生活習慣やストレスの影響で、高血圧が進行していることがあります。薬を使用しなくても食事や運動で予防・改善できるケースが多いです。
  • 糖尿病(2型):食生活や運動不足から、糖尿病が進行している場合があります。特に内臓脂肪型肥満が影響します。
  • 脂質異常症:高脂血症や高コレステロールが進行し、動脈硬化の原因になります。
  • 肝機能低下:過度の飲酒や脂肪肝が影響していることがあります。
60代後半〜70代(65〜74歳)

60代後半〜70代(65〜74歳)

気をつけること
  • 体力低下に注意:筋肉や骨の衰えが顕著になるため、バランスの良い食事とともに、筋力維持のための運動(軽い筋トレやストレッチ)を心掛けましょう。
  • 社会的活動の維持:社会とのつながりを維持することで、精神的な健康が保たれ、認知症予防にもつながります。
  • 適切な体重管理:体重増加が続くと、糖尿病や高血圧、関節の負担が増します。体重管理を意識することが大切です。
起こりうる病気
  • 心筋梗塞・脳卒中:血管の老化が進行し、動脈硬化が引き起こす心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。定期的な健康チェックが必要です。
  • 関節痛・変形性膝関節症:運動不足や加齢によって、膝や腰に痛みが生じることが多いです。関節への負担を減らす運動が大切です。
  • 認知症:年齢とともに認知症のリスクが高まります。脳の健康を維持するためには、食事や適度な運動、頭を使う活動が重要です。
  • 骨粗鬆症:骨密度が低下し、骨折のリスクが高くなります。カルシウムやビタミンDを十分に摂取し、適度な運動を行いましょう。
75歳以上(高齢者)

75歳以上(高齢者)

気をつけること
  • 転倒予防:骨粗鬆症や筋力の低下により、転倒しやすくなります。室内の安全確認(床の段差や手すりの設置など)や、足元をしっかりと見て歩くことが必要です。
  • 食事の栄養管理:消化能力が落ち、栄養バランスを考えた食事を摂ることが大切です。高齢者向けの栄養補助食品や、容易に摂取できる食事(柔らかい食品や刻み食)を取り入れることも有効です。
  • 社会的孤立の回避:精神的な健康を保つためにも、地域活動や家族・友人との交流を大切にしましょう。
起こりうる病気
  • 心不全:高齢者になると、心臓の働きが弱くなり、心不全が進行しやすくなります。生活習慣の見直しとともに、医師の指導を受けることが必要です。
  • 肺炎:免疫力の低下により、感染症にかかりやすくなります。特に、誤嚥性肺炎やインフルエンザ、肺炎が注意すべき疾患です。
  • 腎不全:腎臓の機能が低下し、老廃物の排出が難しくなることがあります。定期的な検査と水分管理が重要です。
  • 認知症の進行:認知症が進行し、日常生活に支障をきたすことがあります。脳の健康を維持するための活動が大切です。
pagetop