うすだ内科クリニック頭痛・めまい・しびれの専門医による診療

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ふるえ

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ふるえ

ふるえは医学的に振戦(しんせん)と呼ばれ、身体が自分の意思とは関係なくリズミカルに動いてしまう状態を指します。ふるえが起きる代表的な病気としては、生理的なふるえ、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、アルコール依存症、脳血管障害の後遺症、パーキンソン病、原因がはっきりしない本態性振戦などがあります。他にもカフェイン、薬物の過剰摂取によってもふるえが生じることがあります。
それぞれ症状が異なるため、ふるえの種類をきちんと把握することが大切です。

診療の流れ

  • 医療面接(問診)
  • 一般内科検査
  • 神経診察
  • 病巣診断
  • 治療

主な検査

MRI・CT検査

症状の原因を詳しく調べるために、MRI検査が必要です。脳の状態を画像で確認できるので、出血・腫瘍・炎症・梗塞などがないか判断できます。

採血検査

お薬による治療を始める前後には、肝臓や腎臓の働きなどを血液検査で確認することが大切です。これは、副作用の予防や、薬の影響を適切に評価するために行います。

神経学的検査

脳、脊髄、神経、筋肉の機能を評価する検査です。頭痛、めまい、しびれなどの症状がある患者に対して、意識状態、言語、脳神経、運動機能、感覚機能、反射、協調運動、歩行などを総合的に評価します。

振戦の種類と特徴例

振戦の種類 主な特徴・症状例
生理的振戦 健康な人にもみられる軽いふるえ。疲労・空腹・ストレス・カフェイン摂取などで強くなることがあります。
本態性振戦 明確な原因がない慢性的なふるえ。手や頭、声がふるえることが多く、動作時に目立つ(字を書く、コップを持つなど)。
パーキンソン病による振戦 安静時に手がふるえるのが特徴で、動き出すと一時的におさまる。片側から始まり徐々に広がる傾向があります。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病) 細かく速いふるえ。体重減少、動悸、発汗などの甲状腺ホルモン異常の症状を伴うことがあります。
アルコール関連振戦 長期のアルコール依存や急な禁酒後に発生することがあり、手の粗いふるえが目立ちます。
脳血管障害後の振戦 脳梗塞・脳出血などの後遺症として起こる。発症部位や範囲により、不規則なふるえが手や足などに現れることがあります。
薬剤性・中毒性振戦 一部の向精神薬、気管支拡張薬、カフェイン過剰、薬物乱用などが原因。薬の中止・調整で改善することが多いです。
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